在日米軍訓練区域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 08:15 UTC 版)
在沖縄米軍は、1950年代から、久場島および大正島に射爆撃場を設置し、沖縄返還交渉の際の日米両国政府間の了解に従い、沖縄返還後も日米地位協定第2条1(a)に規定する施設・区域として引き続いて米軍提供施設となっている。 尖閣諸島には現在も在日米海軍の訓練区域が残っているが、1979年以降は使用されていない。 使用部隊施設番号名前場所管理部隊使用開始日提供開始日海軍 FAC 6084 黄尾嶼射爆撃場 (Kobi Sho Range) 久場島 在沖米海軍艦隊活動司令部 1956年 1972年5月15日 FAC 6085 赤尾嶼射爆撃場 (Sekibi Sho Range) 大正島 1956年3月27日 利用目的に合わせて、Kobi Sho RangeはKobi Sho Gunnery Rangeと命名されており、Sekibi Sho RangeはSekibi Sho Gunnery Rangeと命名されている。 黄尾嶼射爆撃場および赤尾嶼射爆撃場については、日米合同委員会における合意で、米軍がその水域を使用する場合は、原則として15日前までに防衛省に通告することとなっているところ、1978年(昭和53年)6月以降はその通告がない。 なお地方公共団体職員などが黄尾嶼射爆撃場および赤尾嶼射爆撃場への立ち入りを行おうとする場合には、平成8年12月2日の合衆国の施設および区域への立入許可手続についての日米合同委員会における合意に定められている手続きに従って米軍の許可を得る必要がある。
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