土粒子とは? わかりやすく解説

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土粒子

土を構成している固体粒子。土粒子には風化によってできた岩石分解物・火山噴出物粘土鉱物動物植物の遺がい及び工業製品廃棄物などがある。粒子の大きさ粒径範囲)によって、礫、砂、シルト粘土コロイドなどに区分される

砕屑物

(土粒子 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/02 07:21 UTC 版)

砕屑物(さいせつぶつ、: clastics[1]detritus[1])とは、岩石が壊れてできた破片や粒子を指す地質学用語。がこれにあたるが、砂は粗砂と細砂、泥はシルト粘土に大別することができる。

砕屑物によって構成されている堆積岩砕屑岩と呼ぶ。

粒径による砕屑物の分類

砕屑粒子は粒径により区分され、その区分に従って砕屑岩などを分類することで定量的に表現される。粒径による分類方法は、等比数級的な境界を人為的に設け、系統化した説明が容易なウェントウォースらに基づく粒度階区分 (Wentworth's grade scale) を基本とし、必要に応じて適切な分類が個別に定義される。

砕屑性堆積岩においては、粒度と性質の差異の相関性が良く、堆積物の生成過程(侵食運搬堆積などの環境)との関係では欠かせない分類であり、また科学的性質についても鉱物の残存あるいは粘土鉱物化した関係性が大まかに表現できる。

ウェントウォース粒度区分による分類
粒径 (mm) φ(ファイ) 粒子の区分 砕屑物砕屑岩 火山砕屑物
256以上 -8以下 巨礫 礫岩 火山岩塊
64 -6 大礫
4 -2 中礫 火山礫
2 -1 細礫
1 0 極粗粒砂 砂岩 粗粒火山灰(火山砂) 火山灰
0.5 (1/2) 1 粗粒砂
0.25 ( 1/4) 2 中粒砂
0.125 ( 1/8) 3 細粒砂
0.063 ( 1/16) 4 極細粒砂
0.032 ( 1/32) 5 粗粒シルト シルトシルト岩 泥岩 細粒火山灰(火山シルト)
0.016 ( 1/64) 6 中粒シルト
0.008 ( 1/128) 7 細粒シルト
0.004 ( 1/256) 8 極細粒シルト
0.004以下 8以上 粘土 粘土粘土岩

この粒径区分では、

参考文献

  • 指田勝男・久田健一郎・角替敏昭・八木勇治・小室光世・興野純 編『地球進化学』古今書院〈地球学シリーズ〉、2007年。 ISBN 978-4-7722-5204-1 
砕屑物と砕屑岩
粒径 (mm) 砕屑物 砕屑岩 火山砕屑物 火山砕屑岩
64 以上 礫岩 火山岩塊 火山角礫岩凝灰角礫岩
64 - 2 火山礫 ラピリストーン、火山礫凝灰岩
2 - 116 砂岩 火山灰 凝灰岩
116 - 1256 シルト シルト岩 泥岩
1256 以下 粘土 粘土岩
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