国際航海
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 15:47 UTC 版)
「マルコム・マクレーン」の記事における「国際航海」の解説
1958年の夏、パン=アトランティック社は、アメリカとプエルトリコのサンファン間でのコンテナ輸送を新造船「フェアランド」で開始する。しかし、この計画は大赤字を計上し失敗に終わる。プエルトリコは市場として魅力的であったが、港湾作業は旧来の沖仲仕が取り仕切っており、これを考慮することを忘れたため、サンファンに入港したフェアランド含む2隻のコンテナ船は荷揚げを拒否されており、荷揚げ交渉に4か月を費やしている。最終的にマクレーンが折れ、沖仲仕に荷役を発注することで解決した。これにより3年分の利益が吹き飛んでおり、会社は窮地に陥っている。 1960年4月、「パン=アトランティック・スチームシップ・コーポレーション(Pan-Atlantic Steamship Corporation)」から「シーランド(Sea-Land Service Inc.)」に社名を変更。マクレーンの事業は1961年までに黒字化しており、新規航路の開拓と大型船の購入を継続して行っている。 1966年4月、シーランドはニューヨークとオランダのロッテルダム、ドイツのブレーメンとスコットランドのグランジマウス(英語版)間での輸送を開始している。 1960年代の終わりまでに、シーランドは、フルハーフ・トレーラー(英語版)(現:日本フルハーフ)製の27,000台のトレーラー型コンテナと36隻のトレーラー船、および30を超える港湾都市へのアクセスを有していた。
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