国際オリンピック委員会を法廷に引きずり出す
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 05:33 UTC 版)
「アラン・ベレンブーム」の記事における「国際オリンピック委員会を法廷に引きずり出す」の解説
詳細は「リエージュ劇場 #東京オリンピック2020ロゴの模倣問題」および「佐野研二郎 #東京オリンピックエンブレム騒動」を参照 2015年7月に佐野研二郎デザインの2020年東京オリンピック・パラリンピックの大会エンブレムが東京で発表されると、それがリエージュ劇場のロゴと酷似していると同劇場のロゴのデザイナーのオリビエ・ドビが指摘。ドビが国際オリンピック委員会、オリンピック大会組織委員会に著作権侵害を指摘する手紙を送ったところ「リエージュ劇場のロゴは商標登録されていない」という理由で門前払いに近い扱いを受けた。ベルギーのメディアは日本側の対応を不誠実と報道し、世論は沸騰した。事態を重く見たベルギー議会はベレンブームをリエージュ劇場の弁護士として選任。彼はIOC国際オリンピック委員会にロゴの使用停止、使用停止しない場合は使用のたびに5万ユーロの支払いを求める訴えをリエージュ裁判所に起こした(2015年9月22日にリエージュ民事裁判所で初公判予定)。また国際オリンピック委員会のあるスイスでも提訴を検討している。のちに佐野研二郎デザインのエンブレムは使用が取りやめになったが、ベレンブームは「佐野氏が剽窃を認めない限り訴訟を取り下げるつもりはない」と争う構えをとっている。
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