国立気象局
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 07:45 UTC 版)
詳細は「アメリカ国立気象局」を参照 アメリカ国立気象局 (National Weather Service; NWS) は「国民の生命と財産の保護および国家の経済発展促進を目的として、アメリカ合衆国の領土およびその近隣海域を対象とした気象、水文、気候に関する予報および警報を提供する」ことを主な業務とする。日本の気象庁に相当する。 この業務は本庁と複数の地方気象センターおよび全米120ヶ所以上に設置されている地域の気象予報事務局 (Weather Forecast Offices; WFOs) の連携によって実行される。これらの気象官署は、気象予報、注意報、警戒情報、警報の作成および発表を日常業務としている。年間に、気象予報を73万4千回、河川予報を85万回、悪天候警報を4万5千回以上、発表している。NOAAの収集する気象データは地球温暖化やオゾン層の破壊等の環境問題においても重要な価値をもつ。 NWSは、ドップラー・レーダーを用いたNEXRADと呼ばれる全国規模の気象レーダー観測網を運用しており、これによって降水量と降水粒子の速度を観測することができる。こうして得られた観測結果の多くは、24時間体制で気象予報や気象警報等を伝えるラジオ送信所ネットワークであるNOAAウェザーラジオにより放送される。
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