回想録の出版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 03:30 UTC 版)
1982年に『知られざるインド独立闘争―A.M.ナイル回想録』を出版した( "An Indian Freedom Fighter in Japan" by ORIENT LONGMAN, 1982. 邦訳は1983年)。 ナイルはこの本を出版した目的として、近代のインド独立闘争におけるスバス・チャンドラ・ボースの過大評価と、ラス・ビハリ・ボースの過小評価を正すことを挙げている。 例をあげると、日本軍が占領したアジア地域に住む200万人近いインド人の生命と財産を保全したのは、ラス・ビハリおよびナイルの功績であった。ふたりは大本営に働きかけ、的確な命令を出してもらうことに成功した。 これにより大本営はマレー地区の司令部に、末端の兵がインド人を見分けるための簡単な方法まで伝えたという。それは「相手がインド人かどうか分からなければ「ガンジー」と尋ねてみよ、それが肯定の答えであればその人間は大事に扱え」というものだった。
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