噴火の場所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 16:05 UTC 版)
火山は噴出する場所、特に水の存在によって噴火の様式が大きく変わる。 スルツェイ式噴火(ウルトラブルカノ式噴火) 水面近くでの噴火や、マグマが地下の浅い所で地下水と出会った場合は、水が瞬時に沸騰し、体積膨張を起こすため、爆発的なマグマ水蒸気爆発が起きる。従来はウルトラブルカノ式噴火と呼ばれていたが、スルツェイ島の噴火が典型的なウルトラブルカノ式噴火だったため、こう呼ばれるようになった。 氷底噴火(英語版)(氷河底噴火) 巨大な氷河の下で火山が噴火した場合は、海底火山と同様の形態となるが、噴火の規模が大きく、氷床を解かしてしまった場合、氷河の下に巨大な湖(氷底湖)ができ、氷河の壁は大量の水の重さを支えきれずに決壊し、家や橋まで流してしまう大規模な洪水が発生する。この大洪水をヨークルフロイプと呼ぶ。 水中噴火 水中に噴出した場合は水中噴火と呼ばれる事がある。 海底噴火 海底火山などが水深の深い所で噴火した場合、水圧が高いために爆発は起こらず、噴出した溶岩は海水で急に冷やされ、枕状溶岩あるいはハイアロクラスタイトとなる。
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