噴火の推移
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 22:56 UTC 版)
宝永大噴火は宝永4年11月23日(1707年12月16日)に始まり12月8日(12月31日)に終焉した。この期間噴火は一様ではなく最初の4日は激しく噴火したが、その後小康状態をはさみながらの噴火が続いた。以下噴火の推移を説明する。 11月23日(12月16日):昼前から噴火が始まる。火口の近くには降下軽石が大量に落下し江戸まで白っぽい火山灰が降った。午後3時頃小康状態となるが夕方から再度激しくなる。夕方からの降灰は黒色に変わり、火口近くにはスコリアが降下した。噴火は夜も長い時間続いた。 11月24日(12月17日):朝方一旦静まるが、その後小田原から江戸にかけて終日断続的に降灰。 11月25日(12月18日):前日同様朝小康状態のあと、断続的に噴火。江戸にも降灰。 11月26日(12月19日):江戸では断続的な降灰が続くが、小康状態の期間が多くなってくる。 11月25日 - 12月7日(20日 - 30日):噴火の頻度や降灰量が減っていった。 12月8日(12月31日):夜になって噴火が激しくなる。遅くに爆発が観測され、その後噴火は終焉した。
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