咬合器の種類とは? わかりやすく解説

咬合器の種類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/11/03 03:36 UTC 版)

咬合器」の記事における「咬合器の種類」の解説

咬合器は、中心咬合位などの特定の咬合位を再現するものや、側方運動前方滑走運動などの顎運動再現するもの等、目的に応じて様々な形態の装置開発されている。 顆頭球が生体と同じ様に下弓に付いているものをアルコン咬合器生体とは逆で上弓に付いているものをコンダイラー型咬合器という。 特に顎運動の再現に於いては顎関節部の解剖学的な知見基づいた設計為されており、下顎運動要素解剖学的な平均値固定してある平均値咬合器の他、顆路や切歯路などの生体の差異装置上で調節する機構備えた調節咬合器存在しこのうち下顎運動要素のうち一部要素のみが再現可能な物を半調節咬合器、全要素再現可能な物を全調節咬合器とわける。 治療として補綴物作成する場合など、補綴物咬合にあわせるように作成するためには、平均値咬合器より半調節咬合器、半調節咬合器より全調節咬合器の方が確実にあわせられるように思われるが、実際各種誤差があり、本当に精密な再現困難な事、下顎運動要素再現するために患者歯科医師側の負担有ること、どれを利用するにしろ最終的に口腔内で調整を行うことなどの理由により、患者の状態や作成する補綴物、必要となるチェアタイム等にあわせ、咬合器使い分ける必要がある調節咬合器使用するとき上弓にはフェイスボウ使い上顎模型取り付け下顎模型通常咬頭嵌合位得たバイトワックスを用いて下弓に取り付ける。しかし、現代人の約80%は咬頭嵌合位と顆頭安定異な位置にあると言われており、咬頭嵌合位下顎模型取り付ける生体のボンウィル三角咬合器上の模型には存在しないことになる。上顎模型フェイスボウ使い取り付けたならば、下顎模型中心位取り付けハウジング移動させて下弓全体咬頭嵌合位にしなければ如何に調節咬合器と言えども生体と同じ運動はしない

※この「咬合器の種類」の解説は、「咬合器」の解説の一部です。
「咬合器の種類」を含む「咬合器」の記事については、「咬合器」の概要を参照ください。

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