周南合併
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 03:20 UTC 版)
周南地区の市町合併は周南合併と呼ばれ、 2003年(平成15年)4月の周南市の誕生は、いわゆる「平成の大合併」の、山口県内における初の事例となった。1980年代後半ごろから周南地域における市町の合併機運が高まり、4市4町(徳山市、下松市、光市、新南陽市、熊毛町、田布施町、大和町、鹿野町)を中心とした合併が模索されてきた。 1991年(平成2年)5月 - 徳山市、下松市、光市による周南都市合併調査研究会が発足。 1992年(平成3年) - 周南都市合併調査研究会に新南陽市、大和町、田布施町、鹿野町、熊毛町が参加。 1999年(平成11年)1月 - 徳山市、下松市、新南陽市による3市合併協議会が設立。 7月 - 合併協議会に熊毛町、鹿野町が加入。3市2町合併協議会となる。 2001年(平成13年)11月 - 3市2町合併協議会において、新市名が「周南市」に決定。 12月 - 3市2町合併協議会において、合併の期日が 2003年(平成15年)4月21日に決定。期日の決定を巡り対立した井川成正下松市長が抗議のため途中退席。 2002年(平成14年)1月 - 下松市が3市2町合併協議会を欠席、事実上の離脱。 5月 - 3市2町合併協議会が休止。 6月 - 徳山市、新南陽市、熊毛町、鹿野町による2市2町合併協議会が設立。 2003年(平成15年)4月 - 周南市の発足に伴い、2市2町合併協議会、3市2町合併協議会が解散。 2市2町合併協議会の設立の際、2市2町の合併は「先行合併」と位置付けられたが、2003年の合併以後、周南市、下松市、光市において合併を求める機運は薄くなっており、更なる合併に向けた目立った動きはみられない。 旧熊毛町においては、市外局番や、消防・警察の所轄が市内の他の地区と異なるほか、市役所本庁(旧徳山市中心部)へ最短で移動する場合に下松市を経由する必要がある状況となっている。
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