否認供述について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 02:30 UTC 版)
「柏の少女殺し事件」の記事における「否認供述について」の解説
Aは、このナイフを「ただなんとなく」靴下の中に隠し持って小学校に行き、事件当日13時頃も校庭にいたことを認めている。しかし、その後何事もなく帰宅し、夕方に布団包みの包装紙の間からナイフを押し込んで隠したのだという。 なぜ自白を維持したのか、という問いに対してAは、捜査員から「ナイフはどういう風に刺さっていたの」というような聞かれ方をしたので、報道で見聞きした情報を話していっただけで、当初はそもそも自白した意識すらなかった、と述べている。逮捕されて初めて自分が疑われていると分かったが、一旦自白してしまった以上は覆せないと思い込み、付添人である若穂井の問いにも、同じことを何度も聞かれていたので答える気にならなかったという。 一方でAは、鑑別所の同房者たちが微罪ですぐに出て行ったので、自分もすぐに帰れると思ったと述べる反面、(非行歴がないのになぜそう考えたのかは不明だが)少年院に入っても1年程度で出てこられると思ったとの説明もしている。布団包みのナイフについて黙っていた点についても、後の再審判廷では「一層疑われると思った」からとしか述べていない一方、後には「警察で見せられたナイフが布団包みのナイフと同型とは感じなかった」と別の説明もなしている。
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