名誉会長・事務局
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「革命作家芸術家協会」の記事における「名誉会長・事務局」の解説
革命作家芸術家協会は1932年3月17日に国際革命作家同盟のフランス支部として結成された。名誉会長はロシア・プロレタリア作家協会(RAPP、1925年結成)のレオポルド・アヴェルバフ(ロシア語版)、後にソビエト連邦作家同盟(1934年結成)の会長となるマクシム・ゴーリキー、アメリカの共産主義者ジョン・リードに因んだ同国の革命作家団体でハリコフ会議後に国際革命作家同盟のアメリカ支部となった「ジョン・リード・クラブ(英語版)」のセオドア・ドライサー、フランスの共産党員アンドレ・マルティ(フランス語版)、労働運動家エドモン・フリッシュ(Edmond Fritsch)、および反戦・平和運動家・ノーベル文学賞受賞作家のロマン・ロランで、共産党の機関紙『リュマニテ』紙の編集長であった作家・ジャーナリストのポール・ヴァイヤン=クーチュリエ(フランス語版)が事務局長、作家・歴史学者のジャン・フレヴィル(フランス語版)が事務補佐を務め、作家、ジャーナリスト、映画評論家のレオン・ムーシナック(フランス語版)が会計を担当した。 結成時の会員は約200人(作家80人、芸術家120人)で、うちヴァイヤン=クーチュリエ、フレヴィル、ムーシナックを含む36人が共産党員、他の会員は「同伴者」であった。したがって、結成当初は共産党系の組織であり、ヴァイヤン=クーチュリエが起草した革命作家芸術家協会の宣言も『リュマニテ』紙に掲載された。この宣言には「プロレタリアートは今からプロレタリア文化の基盤を築かなければならず、プロレタリア文化は社会主義革命の勝利の後に初めて開花する。同時にまた、プロレタリア文化は、すでに帝国主義の時代から、この勝利への道に資するものでなければならない」と書かれている。
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