名人戦騒動とは? わかりやすく解説

名人戦騒動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 04:12 UTC 版)

名人 (囲碁)」の記事における「名人戦騒動」の解説

一方で名人戦契約金高度成長期にあって1970年まで変わらず74年でも2750万円に留まっていた。日本棋院はこの状況打破するため、1974年12月3日読売新聞に対して名人戦契約を第14期打ち切る通告次いで12月12日朝日新聞1億円の契約金第15期以降仮契約を交わす。 これに対し読売新聞は、朝日上の契約金日本棋院再交渉する。日本棋院では当初朝日移管に対して棋士180人中反対者2人のみだったが、読売支持増え始めて混乱し理事会総辞職する。しかし選挙による新理事選出では朝日派8人、読売派3人となった読売1975年7月26日名人戦契約求め仮処分申請8月21日本訴訟を起こす。また読売及び、朝日を除く各マスコミでは、日本棋院批判する論調であった。しかし裁判日本棋院有利に進み12月10日日本棋院顧問岡田一による斡旋案「名人戦朝日契約」「読売序列第一位の新棋戦最高棋士決定戦棋聖戦新たに契約」(岡田私案)により、読売日本棋院和解することとなった。この一連の経緯は「名人戦騒動」と呼ばれている。この騒動は、当時朝日契約していた将棋名人戦契約金問題囲碁同様長く契約金据え置かれていた)にも波及している。

※この「名人戦騒動」の解説は、「名人 (囲碁)」の解説の一部です。
「名人戦騒動」を含む「名人 (囲碁)」の記事については、「名人 (囲碁)」の概要を参照ください。

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