同性愛を犯罪としてきた国家での対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 00:50 UTC 版)
「ホモフォビア」の記事における「同性愛を犯罪としてきた国家での対応」の解説
中国(中華人民共和国)では同性愛が刑事罰対象としての罪とはされなくなった後も同性愛を取り締まろうとする世論があるほど、同性愛嫌悪が根強い。中国では2001年まで同性愛は精神疾患として扱われ、1997年までは犯罪として取り締まりの対象として弾圧されていた。その間、中国当局は同性愛者の権利向上を求める同性愛者や活動家らを何人も逮捕して刑務所送りにしてきた。そのため、同性愛者が同性愛であることを当局に知られることの忌避など、不信感が根強い。 ガンビア・イスラム共和国では第2代大統領であったヤヒヤ・ジャメが同性愛者を国外退去か死刑の処罰を与えたことや国内で魔女狩りを行っていたことが報道された。 同性愛行為をする者に刑事罰を与えるなど、特に男性同士で性行為を行った場合に最長で終身刑となるタンザニアでは、2017年に同性愛者が一斉に逮捕されている。アフリカにある54カ国のうち、タンザニアのように38カ国が同性愛者を終身刑や死罪にするなど厳しく処罰している国である。 イランでは同性間の性交渉が発覚した場合は極刑になり、サウジアラビアも同様に同性間での性交渉が発覚した場合は死刑、鞭打ちなどが処罰として下されるような宗教的同性愛嫌悪国家である。 北朝鮮やマレーシアも、同性愛を違法として処罰している国家である。
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