合成・構造・反応
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「塩化オスミウム(IV)」の記事における「合成・構造・反応」の解説
金属オスミウムの塩素化の生成物として1909年に初めて報告された。この方法では、2つの形のうち、高温の形が形成される。 Os + 2 Cl2 → OsCl4 この赤黒い結晶は斜方晶であり、オスミウム中心は八面体配位し、OsCl6の端同士を共有して鎖状になっている。一方、酸化オスミウム(VIII)を塩化チオニルで還元すると、茶色の立方晶が得られる。 OsO4 + 4 SOCl2 → OsCl4 + 2 Cl2 + 4 SO2 酸化オスミウム(VIII)は塩酸に溶解し、ヘキサクロロオスミウムアニオンが生成する。 OsO4 + 10 HCl → H2OsCl6 + 2 Cl2 + 4 H2O
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合成、構造、反応
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二セレン化炭素は、D∞hの対称性を持つ直線状分子である。セレン粉末をジクロロメタン蒸気と550℃近くで反応させることによって得られる。 2 Se + CH2Cl2 → CSe2 + 2 HCl 熱い管中で、セレン化水素と四塩化炭素を反応させたGrimmとMetzgerによって1936年に初めて報告された。 二硫化炭素と同様に、二セレン化炭素は、高圧化で重合する。重合体の構造は、–[Se–C(=Se)–C(=Se)–Se]–の主鎖を持っていると考えられている。重合体は、室温で50 S/cmの伝導率を持つ半導体である。 さらに、二セレン化炭素は、有機半導体や有機超電導体の合成に用いられるテトラチアフルバレンのセレン化アナログであるテトラセレナフルバレンの前駆体である。 二セレン化炭素は、第二級アミンと反応して、ジアルキジセレノカルバミン酸塩を生成する。 2 Et2NH + CSe2 → (Et2NH2+)(Et2NCSe2−)
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