古民家リノベーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 15:19 UTC 版)
「かがみの近代美術館」の記事における「古民家リノベーション」の解説
美術館の建物(古民家)は、染物屋として建築され、かつては土間に藍染の甕が置かれていたと伝わっており、今日でもこの家は、紺屋(こうや)という屋号で呼ばれる。建物の特徴としては、この時代では珍しい茅葺総二階の建築で、内部には一尺二寸(36cm)の欅の大黒柱や太い梁が目を引く。ただ、一階の天井が低いため、畳と床を撤去しアンティーク煉瓦を敷いて美術館に適合する高さを確保している。 畳の下からは今日では見られない大きな栗の一枚板が全面に張られていたため、栗材の一部を使って中央に板の間がつくられている。また、縁側を陶芸作品の展示台として活用。囲炉裏の間や階段ダンス、栗材の床の間は、出来る限り原型に留めて江戸当時の古民家の風情を残している。さらに、床の間の隣の押入も床の間風にリフォーム。背景色を 春・夏・秋・冬 をイメージした配色にして視覚効果を高めている。 二階展示場へは、エントランスから階段ダンスを使って上がることができる。
※この「古民家リノベーション」の解説は、「かがみの近代美術館」の解説の一部です。
「古民家リノベーション」を含む「かがみの近代美術館」の記事については、「かがみの近代美術館」の概要を参照ください。
- 古民家リノベーションのページへのリンク