叙聖の順と各種位階とは? わかりやすく解説

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叙聖の順と各種位階

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/06/02 02:26 UTC 版)

神品 (正教会の聖職)」の記事における「叙聖の順と各種位階」の解説

正教会神品は必ず輔祭司祭主教の順に叙聖される。いきなり主教に叙聖されることはない。稀にいきなり司祭主教になっているように見え事例存在するが、そうした場合にも該当者形式的に輔祭司祭などに一旦叙聖し、数日間から数週間ほどの時間置いている。 主教中にも総主教府主教大主教主教があり 、司祭中にも司祭長司祭司祭輔祭中にも首輔祭長輔祭輔祭がある。ただし、「主教叙聖」、「司祭叙聖」、「輔祭叙聖」はあるが、「長輔祭叙聖」等はない。これらの細分化された位階は叙聖ではなく昇叙という、主教による祝福経て実現されるのである輔祭から司祭に叙聖される場合長輔祭である必要は全くない。むしろ長輔祭長年輔祭職を務めて輔祭職のエキスパートとなっている者がほとんどであり、輔祭職に特化して生涯送ってきた長輔祭司祭に叙聖されることは稀である。 首司祭(しゅしさい)、首輔祭(しゅほさい)の数は多くない2007年現在日本正教会でも、司祭はイウスチン山口義人のみであり、首輔祭存在しない稀に、「(×)主司祭」「(×)主輔祭」の誤字・誤植散見されるので注意が必要。首司祭ベテラン妻帯司祭一定上の功績によって昇叙されるものであり、場合によってはその権威主教とほぼ同格扱われる場合もある。首輔祭修道輔祭昇叙されたものであるケースが多い。 「奉神礼精通している」「連祷に於ける輔祭朗誦場面で美声期待される」「自給輔祭として長年奉職してきた」等の理由から、司祭に叙聖される事なく一生輔祭のままで過ごす輔祭は特にスラヴ系正教会に多い。こうした輔祭功績年功などにより長輔祭昇叙されることがある時にはベテラン長輔祭大聖堂における公祈祷礼拝)のコーディネーター役割期待され場合によっては司祭達よりも高い尊敬得ているケース少なくない正教会における輔祭司祭主教の別を、単純な上下関係捉えてならないとされる言説証する一つ好例である。

※この「叙聖の順と各種位階」の解説は、「神品 (正教会の聖職)」の解説の一部です。
「叙聖の順と各種位階」を含む「神品 (正教会の聖職)」の記事については、「神品 (正教会の聖職)」の概要を参照ください。

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