叙述トリックに関わる演出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 03:02 UTC 版)
「Another」の記事における「叙述トリックに関わる演出」の解説
本作に登場する「三神怜子」は、全編を通して用いられた叙述トリックにより、夜見山北中学校の教師「三神」と主人公・榊原恒一の母方の叔母「怜子」という個々の2人のキャラクターに見せかけられている。しかし、アニメ化されると、声優に関する情報から「三神」と「怜子」が同一人物であることが露呈する恐れがあった。 そのため、叙述トリックやビジュアル面での差別化(「三神」と「怜子」で髪の毛の色まで変化するなど)に加え、怜子役の声優・榊原奈緒子が所属するプロダクション・エースの協力を得て、架空の声優「宮牧美沙代」(実質、榊原の本作のみの別名義であり、第11話まで使用)を用意し、あたかも2人の声優が「三神」(宮牧)と「怜子」(榊原)を演じているように見せることで、アニメ版においてもこの演出を成立させた。 なお、「宮牧美沙代(みやまきみさよ)」の名前の由来は、物語の発端となった本作のキャラクター・夜見山岬(よみやまみさき)のアナグラムであり、さらにプロダクション・エースの公式サイト内の宮牧の公式プロフィールページが最終話放送時には消えるという、"死者"らしい演出がされている。
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