スラヴ系正教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/10 09:16 UTC 版)
輔祭の祈願朗誦に対し、 Господи, помилуй.(ゴースポジ・ポミールイ「主、憐れめよ」)、Подай Господи.(ポダーイ・ゴースポジ「主、賜えよ」)、Тебе, Господи.(チェベ・ゴースポジ「主、爾に」)、Аминь.(アミン)などといった言葉で応える(教会スラヴ語の場合)。 音楽的に単純な旋律で歌われる事が大半であり、中規模以上の専任の聖歌隊が具えられている教会以外では複雑な旋律・和声が付けられる事はあまり無いが、キエフ調、ヴァラーム調、ヴィーレンスカヤといった、独特の伝統的旋律・和声付けは存在しており、これらが部分的に各種奉神礼で実際に使用される事はある。また、ロシア正教会・ウクライナ正教会・ブルガリア正教会・セルビア正教会といったスラヴ系正教会では、作曲家が連祷を作曲する事も多い。 全種類の聖体礼儀、結婚式、パニヒダ、埋葬式、その他の諸祈祷も含めた全ての公祈祷・奉神礼で、連祷が含まれないものは存在しないため、まとまった量の正教会の聖歌作曲を行った作曲家は、ほぼ例外なく連祷にも作曲を行っている。 但し連祷単体に作曲を行うというよりは、それが含まれる奉神礼の一環として作曲を行っているケースが多い。従って、「正教会の連祷を作曲した著名な聖歌作曲家」をリストアップしたものは、「著名な正教会の聖歌作曲家のリスト」とほぼ同じ意味合いのものとなる。
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