反射性尿失禁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 21:49 UTC 版)
反射性尿失禁(はんしゃせいにょうしっきん)は、反射的に起こる尿失禁。 概念 上位神経障害の一つ。脊髄(下行路、上行路)の障害によっておこる。自動性(反射性)神経因性膀胱。 病態 上位神経が障害されている。上位感覚神経障害により尿意が大脳まで伝わらず、上位運動神経障害により尿道括約筋などを動かすことが出来ない。下位運動神経の脱抑制の為に反射亢進となる。 症状 尿意が大脳まで伝わらないので尿意は切迫しない。膀胱からの感覚は脊髄反射を介して膀胱括約筋などを刺激して反射的に尿を失禁する。 治療 薬物療法として抗コリン薬を用いる。抗コリン薬は神経から筋肉への指令を抑えて反射を抑える。
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