排尿障害の症候
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 07:45 UTC 版)
多尿 1日尿量2500 mlのことをいう。 頻尿 特に数字上の定義はないが、昼間頻尿は日中覚醒時の排尿回数が8回以上のものを言い、夜間頻尿は夜間就眠中に覚醒しての排尿回数が2回以上のものをいう。頻尿は多尿、膀胱粘膜刺激、ストレスなどによりおこる。ほかにも糖尿病、尿崩症、膀胱炎、神経因性膀胱(後述)が原因としてあげられる。 尿失禁 尿を自分の意思によらず排泄してしまうこと。尿失禁の原因が膀胱、尿道括約筋障害であることが非常に多く、高齢の多産婦に多い。原因・病態別に、真性尿失禁、緊張性(腹圧性)尿失禁、溢流性(奇異性)尿失禁、切迫性尿失禁、反射性尿失禁などに分類される。 尿閉 膀胱の尿を排出できない状態。前立腺肥大症のある高齢男性に多い。 乏尿、無尿 乏尿は400 (ml/day)未満、無尿は100 (ml/day)未満の状態。 残尿感 残尿あるなしにかかわらず、残っているように感じること。膀胱炎、尿路感染で多い。
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