博多・志賀島航路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 14:47 UTC 版)
運航経路 博多ふ頭(博多区) - 西戸崎(東区) - 志賀島(東区) (平日朝に1便のみ 博多ふ頭→志賀島 直行便あり) 使用船舶 きんいん1(120トン・162人) きんいん(19トン・85人・小型船) - 「きんいん2」の後継として2015年導入 ゆうなみ(99トン・150人) - 他航路(能古航路を除く)との共通予備船。2019年導入 西戸崎を経由して博多ふ頭と志賀島を結ぶ航路で、旧志賀町営渡船を同町の編入に伴い引き継いだものである。明治末期から志賀島漁業組合をはじめとした複数の業者が志賀島と博多間の航路を運営していたが、過当競争に陥ったため1933年(昭和8年)に当時の志賀村が渡船事業を公営としたのが発祥である。その後1971年(昭和46年)に志賀町が福岡市に編入され、市営渡船に引き継がれた。長らく博多から志賀島を直航していたが、1989年からはマリンワールド海の中道のオープンに伴い海の中道への寄港を開始した。しかし、1996年4月に「きんいん1」「きんいん2」が就航開始したのに伴い船速が大幅に引き上げられたことから、海の中道への寄港が廃止され、「おとひめ」による博多ふ頭からの直行便に変更された(2006年3月廃止)。その後は利用客減少の影響によって2015年に「きんいん2」が小型船「きんいん」に交代され、同年4月より大岳への寄港が廃止された。 1日15往復の運航で、全行程の所要時間は30分(博多ふ頭 - 志賀島直行便は20分)。 西戸崎・志賀島と福岡市中心部の間は陸路での移動も可能であるが、地形の関係上、博多ふ頭から北西に向かって海上を移動する本航路のほうが移動距離・所要時間が短い。通常ダイヤでは「きんいん1」「きんいん」の2隻が使用され、残る「ゆうなみ」は通常使用される船がドック入り時に代航で入るなど予備として使用されている。予備船にはかつて「きんいん3」が使用されていたが、2019年に交代した。 志賀島港に停泊中の大型船「きんいん1」 大型船「きんいん2」(引退) 大型船「きんいん3」 小型船「きんいん」
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