単離と構造決定
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パルテノリドは1959年にナツシロギク Chrysanthemum parthenium より単離され、学名partheniumから命名された。1965年に平面構造が決定された。1966年にラクトン環部分の絶対立体配置が決定され、エポキシドの絶対立体配置は1976年にX線結晶構造解析により決定された。
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単離と構造決定
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「1-オクテン-3-オール」の記事における「単離と構造決定」の解説
天然物からのはじめての単離は1931年に加福均三、野副鉄男、畑忠太によりヒノキの葉の精油からなされたが、炭素数8のアルコールであることは判明したが構造は不明であった。一方、1932年にLevenらは旋光度と化学構造の相関の研究のために、このアルコールをアクロレインのグリニャール反応により合成し、そのフタル酸モノエステルをストリキニーネで光学分割している。 その後、1936年に岩出亥之助と村橋俊介によってそれぞれ独立にマツタケ抽出物から炭素数8の不飽和アルコールの単離が報告され、岩出によりMatsudake-ol、村橋によりMatsutakealkoholの命名がなされた。翌年に両名によりそれぞれの発見したアルコールの構造が1-オクテン-3-オールであることが推定された。また村橋はLevenらの方法を追試して光学活性な1-オクテン-3-オールを合成し、その (−) 体がMastutakealkoholと一致することを確認し構造を決定した。また1931年に加福らが単離した化合物も一致することを確認している。
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