単体(専属)女優
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 16:05 UTC 版)
AV女優の中で最もランクが高いと見なされるのはごく一部であり、その女優の持つ外見・魅力・人気・知名度などで十分なヒットを見込める。こう言った女優を単体女優と呼ぶ。特定のメーカーと複数本あるいは長期の契約を持つケースが多く、(メーカー名)専属女優と呼ばれることもある。 また、メーカーとの契約が何らかのかたちで継続されなかった場合、女優は企画単体または企画となり、これを「企画落ち」と言う(但し出演作を増やしたい、様々なメーカーの作品に出て出演ジャンルを広げたい等の理由で自ら企画単体女優に転身する女優もいる。)。契約切れとともに単体として他メーカーに移籍する女優もおり、一方でNGを解禁しないまま引退する女優もいる。 出演料は比較的高く、中村 (2012) によれば、100~350万円(一本)、東村(2012) によれば50万円からである(ただしいずれもプロダクションに支払われる出演料であり、AV女優の手に渡る金額はこれの数割。また金額は撮影内容と契約により大きく異なるため、あくまで比較のために記すものである)。 メーカーやレーベルの看板となるため大事に扱われ、顔やスタイルを認められたことでもあるため、減額更新してでも専属にこだわる女優もいる。新人で専属女優と企画女優の提示がどちらもあれば、よほどの悪条件でない限り、プロダクション側も専属を進めるという。 なお、ビニ本の世界では1980年頃、「単体モデル」「単品モデル」と言う語が既に使われていた。しかし藤木 (2009) によれば、この場合は、女性が一人で登場し、男性との絡みが無いと言う意味での単体であり、そうでない女優が出演するビニ本は「カラミ本」と呼ぶ。AVの単体とは異なり、いずれの場合にせよ女優は一人である。
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