南・東南アジア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 01:20 UTC 版)
ブルム(Brem) - バリ島で作られる。甘味がある。蒸した米に麹を振りかけて、バナナの葉で包んで3日間発酵させる。3kgの米から2リットル取れる。絞った後、3ヶ月ほど熟成させることもあり、その場合、薄茶色となってアルコール度数も上がる。バリ人は祭りのとき以外はあまり飲まない。 リヒン(Lihing) - インドネシアボルネオ島サバ州のカダザン族が造る、どぶろくの一種。 ルオウ・カン (Ruou can) - ベトナムの米酒。「Rượu」は酒、「cần」は瓶を意味する。カナ書きはズオウカン、ジウカーン、ルーカン、ジオカンなど。竹の筒を通して飲む。 サト (Sato) - サートゥとも書く。タイイーサーン地方を起源とする米酒。炊いたもち米(食事の残りを使うことも多い)を水でほぐし、軽くあぶった麹を粉にして混ぜ、1週間ほど発酵させる。布で絞って飲む。甘味が強く、アルコール度数は低い<。 タプイ (Tapuy) - フィリピンの米酒。ルソン島北部で作られる。 タパイ (Tapai) - マレーシアボルネオ島サバ州の米酒。ババンガゾ村などで作られている。 トォン - ネパールのどぶろく。2度蒸した米に麦麹を混ぜ、甕に入れてその上に赤トウガラシなどを入れ、葉っぱや藁で蓋をして1週間ほど発酵させる。 トゥア(Tuak) - マレーシアボルネオ島サラワク州のイバン族 (Iban people) が作るどぶろく。 アラ - ブータンのどぶろく。
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