南小島事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 07:52 UTC 版)
富岳事件から4カ月後、政府は怪獣対策の特措法、通称「怪獣出動特措法」を立法、また自衛隊内に「特殊災害対策室」略称"TaPs"(タップス)を設置した。怪獣が一匹とは限らない可能性を考えてのことである。ネット上では富岳を襲った怪獣を"オロチ"、TaPsを"怪獣自衛隊"と呼ぶ流れが出来ていた。内閣府の特殊生物対策審議会は、南小島への上陸調査をTaPsに命じる。オロチはなぜ無人の南小島に上陸したのか?オロチの産卵の可能性を調査するためである。海保の巡視船やえやまに乗船した大和2佐らTaPsの小隊は、南小島に上陸しドローン等を用いて調査するが、産卵の形跡は見られるも卵が見つからない。しかし卵は大きな岩に擬態しており、小隊の接近と共に孵化し、オロチの幼体とみられる個体が複数飛び出し小隊を襲う。大和らは短銃で応戦し2体の個体を仕留めるも、残りの個体は海へ逃亡を図る。そこにやえやまと連携した中国海警船が現れ、30mm機関砲を連射、残りの個体を駆逐する。その後、回収した遺体はアメリカの研究機関に送られることになる。 防衛省ではTaPsの隊旗授与式が行われていた。弘原海海将補が指揮官として訓示、防人このえもTaPsに入隊を果たした。式典後、先の神谷内閣で防衛相を務め、現首相となった星山総理が挨拶に訪れる。星山の孫娘とこのえは同級生であり、総理とこのえは旧知の仲であった。その後、隅田川でホームレスらしき男性が、やや成長した個体の襲撃を受ける。
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