半合成テトラサイクリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 17:28 UTC 版)
「テトラサイクリン系抗生物質」の記事における「半合成テトラサイクリン」の解説
中時間作用型(生体内半減期:8-12時間) リメサイクリン(英語版):水溶性テトラサイクリンベース 長時間作用型(生体内半減期:12時間以上) メタサイクリン(英語版)ドキシサイクリン(ビブラマイシン):脂溶性 6-デオキシテトラサイクリン(英語版)ミノサイクリン(ミノマイシン):脂溶性 グリシルサイクリン(英語版):1990年代初期にテトラサイクリンを改変することによって最初に合成された。チゲサイクリン(英語版)(タイガシル):日本での発売は2012年、適応は、本剤に感受性の大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、アシネトバクター属のうち他の抗菌薬に耐性を示した菌株に限る。マウス実験で重度アルコール依存症への有効性が示されている。 オマダサイクリン(英語版) セラサイクリン(英語版):痤瘡(にきび)に対する第III相臨床試験が行われた。 メクロサイクリン(英語版):完全な水不溶性 ロリテトラサイクリン(英語版) 非抗菌性テトラサイクリン 化学修飾テトラサイクリン(英語版):主に抗がん剤CMT-302, CMT-303, CMT-306, CMT-308, CMT-316 インサイクリニド(英語版):他のTC系と同様にマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)阻害作用を有するが、抗菌作用は無い。第II相の臨床試験で酒皶への有効性が認められず開発中止となった。痤瘡(にきび)治療薬として研究されている。
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