半原藩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 07:51 UTC 版)
半原藩(はんばらはん)は、岡部藩が慶応4年(1868年)4月に藩庁の所在地を三河国八名郡半原村(現在の愛知県新城市富岡)に移転したことによって成立した藩である。 岡部藩安部家は元々、武蔵国岡部に陣屋を置く5千石の旗本であったが。当主が変わっていくうちに徐々に所領が拡大していき、ついに2万石の藩になるまでなった。そして、陣屋を本領である武蔵国以外に三河国、摂津国(桜井谷村)にも設置し、代官が飛地の行政を行っていた。 その後、慶応4年に明治新政府に従って所領安堵を受けた際に、半原藩と名称を変えて、藩邸の所在地を武蔵国岡部から三河国半原へと移転することが認められた。しかし、明治4年に廃藩置県となって、半原村の藩邸設置はわずか3年余で終わった。
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