半十郎に協力的な人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 01:08 UTC 版)
「風の市兵衛シリーズの登場人物」の記事における「半十郎に協力的な人々」の解説
甲吉(こうきち) 作之助が徳五郎店に潜伏した際、隣に住んでいた瓦職人で、作之助と交流を持つようになった。作之助が上屋敷に呼び出される前に帳簿と父宛の手紙を預かり、万が一自分が戻らぬ時は手紙を送付し、父が訪ねてきたら帳簿を渡すよう依頼された。 賊が作之助の部屋を家捜ししているのを発見して誰何した際、一味の侍に斬られて軽傷を負った。 杉の一(すぎのいち) 雑司ヶ谷の座頭で、金貸しをしている。北相馬藩が振り出した200両の調達手形を杉の一が引き受けねばならない次第となったのが縁で、まだ上屋敷で務めていた作之助と交流が始まった。そして、作之助から中村家に関する噂を聞いたら知らせて欲しいと頼まれ、漆原が北相馬藩の財政立て直しに乗り出したという話を伝えるために徳五郎店を訪れた。その際、作之助は、藩は生まれ変わるための生みの苦しみをしており、そのために自分は町屋住まいをしていると語ったという。 大蔵 彦太郎(おおくら ひこたろう) 山下御門外の山城町で開業している、中村家出入りの蘭方医。宗秀の紹介で半十郎と市兵衛が面会した際、作之助が病死ではなく公金横領による切腹で死んだということと、その切腹の場を見た者がおらず、筧による策略だという噂があることを語った。
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