半助豆腐
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 08:14 UTC 版)
半助豆腐(はんすけどうふ)は大阪の郷土料理。「半助」とは、鰻の蒲焼を作ったときに切り落とした「鰻の頭」の部分のことである[1][2]。鰻の半助鍋[1]、ウズラ豆腐とも[3]。
半助と豆腐と葱を、醤油・酒・砂糖で作った汁で煮込む料理である[1][2][3]。安価で美味、しかも栄養満点な料理と言われる[3]。
半助の由来は、昔は鰻の頭はザル1杯50銭で売られていたため1円(円助と呼ばれた)に対して半助と呼ばれるようになった説や、半助という名前の男が売っていたからという説、半人前のことを半助と呼んでいたことから、など諸説ある[4][5]。
大阪を舞台にしたNHK朝ドラ『ごちそうさん』や、上方落語『遊山船(ゆさんぶね)』にも登場する。
脚注
- ^ a b c “鰻の半助鍋”. www.tsuji.ac.jp. 辻調理師専門学校. 2022年3月5日閲覧。
- ^ a b “【半助豆腐】うなぎの頭の濃厚なダシとうま味|至福の始末料理”. 日刊ゲンダイDIGITAL. 2022年3月5日閲覧。
- ^ a b c “大阪が生んだ「半助豆腐」”. 全国商工会連合会. 2022年3月閲覧。
- ^ 半助豆腐 大阪府 | うちの郷土料理 - 農林水産省
- ^ ウナギの頭、大阪人が食べる理由
半助豆腐
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:18 UTC 版)
蒲焼にしたウナギの頭(半助)と豆腐を煮たもの。関西地方特有の料理。関西地方ではウナギを頭を付けたまま焼いた後で切り落とすので、頭だけまとめて安価に販売されている。関東地方では頭を落としたウナギを蒸してから焼くので、頭が流通していない。ウナギの蒲焼の頭はコラーゲンも豊富でウナギの風味の濃厚な出汁が取れる。
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