勘辨

実用日本語表現辞典

勘弁

読み方：かんべん

相手の過失や、不利益をもたらす物事などを、許して咎めずに済ますことなどを意味する表現。「どうか勘弁してください」などのように用いる。堪忍ともいう。元は熟考して物事をよく弁えることを意味した。

（2011年10月9日更新）

デジタル大辞泉

かん‐べん【勘弁／勘^×辨】

読み方：かんべん

［名］(スル)

１ 他人の過失や要求などを許してやること。堪忍。「今度だけは—してやる」「保証人になる話は—してもらった」

２ 物事のよしあしをよく考えること。

「心身の不完全は…其人の罪にあらざれば此辺の—最も大切なる事なり」〈福沢・福翁百話〉

３ やりくりすること。算段。

「所務の—上手の人なれば」〈甲陽軍鑑・三二〉

歴史民俗用語辞典

勘弁

読み方：カンベン（ｋａｎｂｅｎ）

律令制下の提出文書の不備な点を指摘されたときに弁明すること。

ウィキペディア

勘弁

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関連項目

• 堪忍
• 許し

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

勘弁

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 11:23 UTC 版)

名詞

勘弁（かんべん）

1. 他人の過ちや要求などを許すこと。堪忍。赦免。容赦。
   • 分かったから勘弁してくれ。
   • もう勘弁できない。
   • このくらいで勘弁しといてやろう。
   1. 過ちに対する叱責や罰などをやめること。
      • もう二度としないから携帯取り上げは勘弁して。
   2. 役職などの就任をしないことを認めること。
      • 家のことで忙しいのでPTA役員は勘弁して下さい。
   3. いたずらや嫌がらせ、長いスピーチや下手な歌、大量の仕事、過剰なほめことばなど、人を当惑させるようなことをやめること。
2. （古）物事を十分に考えること。
3. （古）やりくりが得意なこと。計算に明るいこと。

Weblio日本語例文用例辞書

「勘弁」の例文・使い方・用例・文例

• 勘弁してくれ，頼むからいい加減にしてくれ
• これで勘弁してください。
• 今日はこれで勘弁して下さい。
• 勘弁してください
• 質問は勘弁してください
• スピーチについては勘弁いただきたく存じます。
• 同じことを何回繰り返すの。屋上屋を架すようなくどい説明は勘弁してよ。
• 禅坊主じゃあるまいし、毎日毎日、一汁一菜のダイエットメニューは勘弁してよ。
• 勘弁してくれ。
• もう勘弁してくれよ！
• また？もう勘弁してよ。
• ちょっと勘弁して下さい。
• それだけは勘弁してください。
• 「私の身の上話をしてあげようか」「いや! それだけは勘弁してくれ! 《聞きたくない》」.
• 今度だけ勘弁して下さい.
• いいかげんに勘弁してよ.
• もう勘弁できない.