加入・脱退(卒業)を繰り返すグループ編成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 08:23 UTC 版)
「モーニング娘。」の記事における「加入・脱退(卒業)を繰り返すグループ編成」の解説
モーニング娘。は、「加入と脱退(卒業)を繰り返しながら進化していくグループ」と公式に表明されている。このメンバーチェンジを繰り返しながらグループを存続させていく方法は、音楽評論家の福田一郎がつんく♂に「『メンバーが脱退しても解散しないグループ』として、プエルトリコのアイドルグループ『Menudo(メヌード)』を参考にしなさい」とアドバイスをしたことが発端となり、モーニング娘。の着想やハロー!プロジェクトの構想に至ったことが、2003年10月12日に行われた「福田一郎を偲ぶ会」でのつんく♂の弔辞から明らかになった。 しかし、1997年から1999年頃に出演していたテレビ番組内での状況、そして番組内でのつんく♂やメンバーの発言、コンサートのMCとの矛盾点もあり、1997年の結成当時から加入と脱退(卒業)を繰り返すシステムは実際に考えられていたか、もしくはそのシステムが結成当時から確立していたかなど、不明な点は多い。 後につんく♂は「モーニング娘。はその年(1998年)の紅白に出て解散する予定だった」と語っていること(『モーニング娘。×つんく♂』でのインタビューなど)。 メジャーデビューの条件だったCD5万枚手売りに失敗した時、メンバーの追加・脱退がないまま即解散の可能性があったこと(詳細はモーニング娘。の歴史参照)。 グループ名の候補に第1期メンバーの属性から連想された名前が挙がっていたこと(詳細は後述のモーニング娘。#グループ名の由来参照)。 1997年から2000年のモーニング娘。のオーディションや活動をドキュメンタリー形式で追ったテレビ番組『ASAYAN』の中で福田一郎がつんく♂に上記のアドバイスを行ったシーンが放送されなかったこと(詳細はモーニング娘。の歴史参照)。 初めて新メンバーの加入が発表された時、当時のメンバーは全く予想していなかったとされ、その時の衝撃が大きかったことは数年後になってもメンバー自身によって語られていること。 「新メンバーの加入は、オーディションの開催からグランプリアーティストのデビューまでを見せる番組である『ASAYAN』において、デビュー後もメンバーを引き続き出演させるためにつんく♂が考え出した仕掛けであった」という記事も存在する。 デビュー24年目となる2021年現在も活動を続けており、女性アイドルグループとして特異性が高かったことから、宝塚歌劇団や他のアイドルグループ、歌手ユニットなどとの比較対象として挙げられることがあり、そういった考察をした文献や書籍も多数発表されている。
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