制御信号を担当する回路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/10 06:47 UTC 版)
「アナログシンセサイザー」の記事における「制御信号を担当する回路」の解説
上の3つの機能を制御する回路は、主として以下のものがある。 エンベロープ・ジェネレーター Attack(立ち上がり)/Decay(減衰)/Sustain(減衰後の保持)/Release(余韻)の4つのパラメータにより、時間的に変化する電圧を発生する回路(コルグのMS-20の様にHold(離鍵後の保持)という5つ目のパラメータを持つものも存在した)。この回路でVCAを制御して音量の時間的変化を制御したり、VCOやVCFを制御して音程や音色の時間的変化を作り出す。 LFO ローフリケンシー・オシレータの略。低い周波数を制御信号として音声信号の制御回路に送り、周期的な変化を与える(例えばVCOに送ればビブラートを生み出す事が出来る)。 鍵盤或いはシーケンサー 演奏情報を入力する機能。一般的な流れとしては、演奏情報となる電圧をVCOとVCFに、演奏のオン/オフ信号をエンベロープ・ジェネレータに送る。この電圧を受けたVCOは信号が示した音程を発信し、VCFは電圧で指定された音質の加工を行う。一方、オン/オフ信号を受けたエンベロープ・ジェネレーターは、そのタイミングにそってパラメータを起動し、設定された時間的変化をVCAに送って出力を制御する。
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