初期の政教協約とは? わかりやすく解説

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初期の政教協約

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/23 05:22 UTC 版)

コンコルダート」の記事における「初期の政教協約」の解説

最初期政教条約聖職叙任権利教会国家争った叙任権闘争解決策として結ばれたもので、イギリスベック条約1107年)やヴォルムス協約1122年)がある。ヴォルムス協約カリストゥス協約)は神聖ローマ皇帝ハインリヒ5世教皇カリストゥス2世の間で、皇帝聖職叙任権放棄し教皇司教選出皇帝列席することを認めるという内容だった。1289年教皇ニコラウス4世ポルトガル国王との間でも協約なされた1378年から1417年の間にローマ教皇庁アヴィニョン教皇庁ピサ公会議の3箇所で各教皇鼎立した教会大分裂以降多く政教条約結ばれ1418年にはスペインフランスドイツイギリスなど西ヨーロッパ諸国との間で聖職禄への課税認めた協約が、1446-1477年にはドイツ諸侯との協約1448年ウィーンとの協約では教皇課税聖職禄留保認められた。コンスタンツ公会議中の1418年コンコルダートという用語が最初に用いられた。 1516年フランス王国フランソワ1世レオ10世教皇ボローニャ政教条約締結し国王司教指名を持つことを教皇認めさせ、国家教会主義ガリカニスム)を実現した

※この「初期の政教協約」の解説は、「コンコルダート」の解説の一部です。
「初期の政教協約」を含む「コンコルダート」の記事については、「コンコルダート」の概要を参照ください。

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