初代:F型(1992-2007年)
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「ヒュンダイ・トラジェ」の記事における「初代:F型(1992-2007年)」の解説
XG(グレンジャーXG)やEFソナタと同じプラットフォームを使用しており、地元韓国ではXGの高級イメージを利用するためかトラジェXGと呼ばれている(韓国国内で放映された登場時のCMにはグレンジャーXGが登場しており、キャッチコピーも「もうひとつのXG」と銘打たれていた)。 デザインはドイツ・フランクフルト近郊のリュッセルスハイムに設立されたヒュンダイの欧州R&Dセンターが手がけた。 2001年から2003年にかけて日本に輸入された。日本仕様車は基本的に欧州仕様車をベースにしており、直列4気筒 2LとV型6気筒 2.7LのFF方式のモデルが輸入された。シート配置は「2-2-3」の7人乗りのみの設定だったが、欧州では「2-3-2」の7人乗り、韓国では「3-3-3」の9人乗りの設定もあった。日本仕様車においても欧州流儀に2列目、3列目シートは着脱可能であり、取り外した場合ちょっとした商用車並みのラゲッジスペースを確保できるという美点があったが日本においては外したシートの置き場所確保が困難な事情もあってかこの機能はそれほど評価されなかった。 捕らえ所のない印象のスタイルが災いしたのか、マツダMPV、トヨタエスティマを初めとする競合車種との販売競争に敗れ、2003年には日本への輸出をあっけなく中止した。 韓国ではその後も継続して生産・販売されていたが、2007年5月末に生産打ち切りとなることが決定した。
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