函館からの撤退と航空機レンタル事業への転換
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 15:40 UTC 版)
「エアトランセ」の記事における「函館からの撤退と航空機レンタル事業への転換」の解説
ここまでの経緯の通り、エアトランセの事業は短期で参入と撤退を繰り返し、根付くことはなかった。加えて燃油費の高騰もあり、不定期運航やチャーター便を維持することすら困難となった。そこで、2008年10月に会社は全てのチャーター便運航を廃止し、航空機のレンタル事業と中古機の売買仲介事業に転換した。 航空機のレンタル事業とは自社のビーチクラフト機のほか節税で所有している航空機オーナーや総合商社から航空機をレンタルし、利用を希望する客先に貸し出すものだとしている。従来行ってきたチャーター便と異なり、航空機を借りたい客は航空機の他にパイロットを派遣会社から手配する必要があり、拠点空港からのフェリー(回送)費用も負担する必要がある。エアトランセは「燃油高騰のもとでも黒字化を実現できる新しい航空機を使った移動ビジネス」としている。 これに伴い、函館からは撤退し本社を東京都新宿区に移転している。函館の事務所等は当面存置される見込みであるが、ビーチクラフト機は既に中部国際空港に移動している模様である。 月刊エアラインによると、2009年10月、エアトランセカラーのオレンジ色の二号機(JA017A)がカナダに売却された模様。
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