出土した主な考古資料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 00:07 UTC 版)
人面墨書土器 胞衣壺 生まれた子の胎盤と萬年通宝5枚が納められていた。胎盤のDNA鑑定の結果、血液型B型の男子であることが判明した。 非鉄製小札甲(ひてつせいこざねよろい) 平成10年度の第72次調査で小札甲(挂甲)の部品である漆塗りの小札(こざね)が大量に発見された。小札は9世紀前半のもので、革製だと考えられている。 漆紙文書 全国初の出土となった死亡帳はじめ戸籍や計帳、手紙などが発見されている。赤外線により解読され、当時の地方の人民の氏名や家族構成などがわかる貴重な資料になっている。「死亡帳」は同時に出土した文書に「嘉承二、三年」(849年・850年)の年紀があり、9世紀前半のものと判断される。 和同開珎銀銭 木簡 延暦10年(791年)から同14年(795年)の時期における外郭東門の造営やその警護・宿直(とのい)に関係する資料群と評価されている。木簡は桶状の木片に書かれたものや進上された米・その他各種の物品の付け札などが使用されている。ここでは上総国や上野国の名が見える。 その他 その他にも墨書・刻書土器など様々な遺物が発掘され、保存されている。
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