再興運動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 10:07 UTC 版)
江戸時代に入ると松殿家を再興する動きがあった。寛永年間、九条幸家の三男道基が新たに朝廷より所領1000石を下賜されて松殿家を復興し、1634年には幕府も再興の許可を与えた。また1641年には道基一代は摂家としての待遇を与えることが内約されており、1642年に従三位に叙されたが、1646年に嗣子無く没したため、再び断絶した。 また1660年には、八条宮智仁親王の皇子(後の広幡忠幸)が臣籍降下する際、松殿家の再興も案の一つとして討議されている。 さらに下って1765年には、九条尚実の次男忠孝が九条家の分家として、清華家待遇となる松殿家を創設したが、これも1768年に嗣子無く没した。 明治期には九条家から松園家と靏殿家が興った。
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