再プレイ手数料
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 14:41 UTC 版)
大当たり等で出た出玉を一旦換金し、後日その現金で遊技するのに比べ、貯玉による再プレイは換金率によるギャップが存在しないため、客側はより有利な条件で後日遊技を行うことができる。しかしこれでは店側にとって利益が大きく減少してしまう要因となるため、貯玉を引き出して後日再プレイを行う場合には、玉の引き出し時に「再プレイ手数料」と称して一定の玉数を別途差し引く店が多い。(なおこの手数料の料率は店によって異なる) 例: 換金率3円の店で出玉が10000発、貯玉の引き出しは500発単位の場合一度換金してから再度玉を借りる - 10000×3÷4 = 7500発 貯玉し後日引き出す(手数料0)- 10000発 貯玉し後日引き出す(手数料10%)- 9000発、余り100発(10000-9000×1.1) 貯玉し後日引き出す(手数料20%)- 8000発、余り400発(10000-8000×1.2) 再プレイ手数料を設定している店でも、午前中や夜8~9時以降などの台の稼動が落ち込みやすい時間帯に限り手数料を0にする場合も少なくない。また手数料を設定していない店では、一日に再プレイのために引き出すことのできる玉数に制限が設けられていることが多いため(時間帯により無制限に利用できる場合もある)、貯玉による再プレイの場合は、その店のルールをよく確認してから利用することが求められる。 なお警察庁生活安全局では、2012年4月に貯玉に対する再プレイ手数料の徴収を「実質的に換金行為を行なっているとみなし得る」として、原則として禁止する方針を打ち出している。これを受けて全日本遊技事業協同組合連合会も「手数料の徴収は一切取りやめる必要がある」という方針を示しているが、必ずしもこの方針は徹底されていない。
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