再び脱獄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 14:09 UTC 版)
「アンリ・シャリエール」の記事における「再び脱獄」の解説
1940年、仏領ギアナ当局は親ナチスのヴィシー政権を支持し、脱獄者は処刑することを決めた。これを回避するため、シャリエールは頭がおかしくなったふりをして、ロワイヤール島の精神病院に送られた。1人の囚人と協力して脱獄を試みたが、小舟が岩に激突して囚人は溺死した。シャリエールは助かったが、悪魔島に送られた。脱獄不可能と言われた島だったが、シャリエールは島の周囲を調べ、高い崖に囲まれた小さな入り江を見つけた。7回に1回大波が来ることを突き止め、その波に乗れば本土にたどり着けることを知った。シャリエールはココナッツの入った袋を海に投げ込み、自分の仮説が正しいことを証明した。シャリエールはシルバンという海賊とココナッツの入った袋を浮き袋代わりにして脱獄した。何日も漂流し、食糧はココナッツの果肉だけだった。2人は本土に流されたが、シルバンは力尽きて死んだ。シャリエールは船でガイアナのジョージタウンに行き、さらに北西のベネズエラに入ったが、ベネズエラで逮捕されエルドラドの監獄に入れられた。殴られるなどの体罰を受けながら劣悪な環境で1年を過ごし、強制労働に従事させられた。
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