内部造形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/11 14:09 UTC 版)
「イエス=キリスト=教会 (ダーレム)」の記事における「内部造形」の解説
この教会堂の設計者ユルゲン・バッハマンが内部造形に関して記述している。 教会堂の空間は明るい壁と暗い天井で出来ている。祭壇背後の壁は使徒信条で飾られている。その他の点では長椅子とオルガンの置かれた2階席に使われた木材が多彩な仕上げで処理されている。会堂建築の仕上げに際して経費節減が行われているが、多彩なステンドグラスを組み込むことは出来ており、菱形を分割した意匠が正面祭壇部分で表現されている。比較的割安な材料を使用しているにも関わらず、多くのピースで出来ているステンドグラスは多彩な輝きを示している。 祭壇のある空間はムッシェルカルク石によるコーティングで保護され、10メートル上に祭壇十字架が置かれている。元々、教会共同体会館に小洗礼室が置かれることが計画されていたので、祭壇の周囲には固定された洗礼盤は置かれていない。最終的に、説教壇は音響面から教会堂の身廊部分(祭壇空間はアプスに近い意匠になっている)の端に置かれることになった。吊り下げられた電球によって、技巧を凝らした照明が人々の頭上に届き、明るさが下に行く程暗くなっていく、情趣溢れる印象的な空間が出来ている。
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