内牧温泉とは? わかりやすく解説

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うちのまき‐おんせん〔‐ヲンセン〕【内牧温泉】

読み方:うちのまきおんせん

熊本県阿蘇山火口原にある温泉泉質塩化物泉硫酸塩泉など。阿蘇温泉


阿蘇内牧温泉

(内牧温泉 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/30 14:33 UTC 版)

阿蘇内牧温泉
外輪山から望む内牧の中心集落。阿蘇市役所内牧支所(旧阿蘇町役場)の所在地でもある
阿蘇内牧温泉
九州における位置
温泉情報
所在地 熊本県阿蘇市
座標 北緯32度58分33秒 東経131度02分22秒 / 北緯32.975833度 東経131.039306度 / 32.975833; 131.039306座標: 北緯32度58分33秒 東経131度02分22秒 / 北緯32.975833度 東経131.039306度 / 32.975833; 131.039306
交通 豊肥本線阿蘇駅よりバスで約15分または豊肥本線内牧駅よりバスで約10分
泉質 含石膏芒硝泉
外部リンク 阿蘇観光協会
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阿蘇内牧温泉(あそうちのまきおんせん)は、熊本県阿蘇市(旧国肥後国)にある温泉阿蘇温泉郷の一つで同温泉郷最大。阿蘇山の麓に位置する。

泉質

  • 含石膏芒硝泉

豊富な湯量を誇り、約80ヶ所の源泉がある。

温泉街

内牧温泉は阿蘇温泉郷の中では桁違いに宿泊施設の数が多いが、非常に広範な範囲に亘って分散しているため、温泉街を形成していない。ロケーションは阿蘇外輪山のハイライトである大観峰から南下したカルデラ内で、田園地帯が広がっている。この田園地帯の中に約80の源泉と30近い宿泊施設が散らばっている。施設は様々で、文豪が愛した和風旅館から大型スパリゾートホテル、家族旅行向けの中小旅館から民宿まであらゆるニーズに対応している。

共同浴場も11軒と非常に多く、地元の人たちも盛んに利用している。

文学の街としても知られ、夏目漱石、与謝野夫妻などの文学碑がある。

2016年熊本地震後に、大半の泉源で温泉の湧出が停止し、その後の掘削し直しにより復旧している。九州大学の研究グループによって、この原因は地下における地盤の水平滑りとされ、さらに周辺で生じた地面の亀裂も断層ではなく、水平滑りによって説明できるとされた[1]

歴史

夏目漱石、種田山頭火与謝野鉄幹晶子夫妻など多くの文化人が訪れている。夏目漱石はこの地を舞台に「二百十日」を執筆している。 大正13年には内牧駅と温泉街を結ぶ内牧温泉鉄道の計画が立てられたが、短距離のため却下されている[2]

アクセス

脚注

  1. ^ Takeshi Tsuji, Jun'ichiro Ishibashi, Kazuya Ishitsuka & Ryuichi Kamata, 2017, Horizontal sliding of kilometre-scale hot spring area during the 2016 Kumamoto earthquake, nature scientific reports, volume 7, Article number:42947.,九州大学
  2. ^ 大正・昭和戦前期における鉄道敷設申請却下について ― 国立公文書館蔵「鉄道省文書」にみる地方鉄道建設の動向 ―”. 国立公文書館. p. 10. 2018年10月7日閲覧。

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