公設鉄道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 05:32 UTC 版)
シエラレオネの鉄道の歴史は、イギリス植民地時代の1897年に直轄植民地(英語版)フリータウンから近郊のウェリントンを結ぶ 11km の区間が開通したことに始まる。同区間は以後、内陸のボーやケネマへと順次延伸され、マケニへと向かう支線も敷設された。1930年代には総路線長 500km に及んだ。軌間は 762 mm (2 ft 6 in) 、事業者はシエラレオネ政府鉄道(英語版) (Sierra Leone Government Railway) 。シエラレオネ共和国の独立後、運行環境が悪化し、1974年には全路線の操業が停止した。 21世紀の初頭、フリータウン近郊の港町の埠頭にあった上記路線の操車場に、当該路線で運用されていた蒸気機関車やディーゼル機関車、客車などが放置されているのが見つかった。再発見された車両の中には、1961年のエリザベス2世女王シエラレオネ訪問時のお召列車も含まれる。操車場は博物館に改装され、2005年にこれらの車両を展示するシエラレオネ国立鉄道博物館(ドイツ語版)として開業した。
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