全国展開と時代の潮流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 02:34 UTC 版)
当初は首都圏を中心に刊行されたが、1997年に「北海道版」「東海版」「関西版」「九州版」が創刊された。 この頃、たまごっちブームやフリーマーケットブームなどの影響で「個人間売買」という概念が日本国内でかなり定着しており、先述したパソコン通信のようなオンラインのものから、「売ります・買います」掲示板のようなオフラインのものまでよく見られるようになった。じゃマールもこの時流に乗ることができたため、この頃は刊行部数も隆盛を極めた。 個人間売買が活発化していく傾向については、刊行元であるリクルートフロムエーが1998年7月から8月に行った調査に現れている。じゃマールの刊行地域内に在住する高校生以上39歳以下を対象に行った調査によれば、過去一年間に個人売買をした人は首都圏で41.2%、関西圏の42.7%であったという。 なお、当該調査では「個人間売買で買ってもよい」と読者が考えている物の上位3件は「本・雑誌」「レコード・CD」「コミック」であり、紙面でも実際にそのようなものが上位を占めていた。不用品がリサイクルできるだけでなく、さらに現金化できることが主な需要であったと同社は分析している。 なお、ゲームソフトの売買はメーカーや業界団体が著作権法違反であると主張していることを理由に禁止されていた。
※この「全国展開と時代の潮流」の解説は、「じゃマール」の解説の一部です。
「全国展開と時代の潮流」を含む「じゃマール」の記事については、「じゃマール」の概要を参照ください。
- 全国展開と時代の潮流のページへのリンク