入りこみ鏡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 02:55 UTC 版)
「ドラえもんのひみつ道具 (はあ-はと)」の記事における「入りこみ鏡」の解説
入りこみ鏡(はいりこみかがみ)は、「鏡の中の世界」(てんとう虫コミックス第33巻に収録)、『のび太と鉄人兵団』に登場する。 鏡の中の世界に入り込むことのできるひみつ道具。この鏡の端についているボタンを押し、鏡面に飛び込むことで鏡面世界へ行ける。鏡の中は左右が逆なだけで、こちらの世界とまったく同じ。人間や動物が誰もいない上、その世界の物に何をしようと、何を壊そうと、鏡の外の世界に存在する物体には一切影響がない。いわば自分だけの世界ができたことになり、家でも物でも乗り物でも、思いのままに自由に使うことができる。人間や動物のいない理由については、ドラえもん曰く「説明すると長くなる」ため、省かれた。なお、その一方で鏡面世界でも植物は存在しており、また動物由来の製品(食肉など)も存在している。 鏡の中で「入りこみ鏡」のボタンを押すと、こちらの世界に置かれていた鏡は消え、別の場所に鏡を持っていってボタンを押すと、またこちらの世界のその場所に鏡が出現する。この機能を使い、ある場所から別の場所へと、抜け穴をくぐるように誰にも見られることなく移動することもできる。 鏡の中の世界は一種の異次元であるらしく、こちらの世界との間を「どこでもドア」などで行き来することはできない。 鏡が割れても一応は機能が損なわれることはないが、鏡面の面積が小さくなる分、大きな物は鏡面をくぐれなくなる。作中ではのび太としずかが鏡面に入り込んだ後、鏡を割ってしまって戻れなくなるが、「スモールライト」で小さくなることで鏡の破片を通じて元の世界へ戻ることができた。 ごく普通の鏡や水面にこの「入りこみ鏡」と同様の機能を持たせるひみつ道具として「逆世界入りこみオイル」がある。 なお、『のび太と鉄人兵団』の原作漫画では「入りこみ鏡」であるところを、映画では「入りこみミラー」(はいりこみミラー。表記は「映画ドラえもん25周年」公式サイト にて確認)としている。それに乗じ、「入りこみミラーII」(藤子・F・不二雄大全集第16巻に収録)では、本道具を指して「入りこみミラー」と呼称している。
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