党内の動向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 19:56 UTC 版)
「2021年自由民主党総裁選挙」の記事における「党内の動向」の解説
菅内閣は発足当初は高い支持率を示していたが、コロナ対策やオリンピック開催の是非を巡り、支持率の低迷が続く状況となっていた。しかしながら、菅は再選に向けて一貫して出馬意欲を示しており、支持率の低迷が続く中でも、安倍晋三前総裁や二階俊博幹事長、石破茂、石原派等が再選に向けて支持を表明していた。補選や都議会議員選挙や菅の地元で行われた横浜市長選挙での相次ぐ敗戦により、選挙の顔として菅を変えるべきとの党内の意向が強まっていた。 そのような中、高市早苗や前年の総裁選挙で敗れた岸田文雄が相次いで出馬表明。菅は党内でも批判のあった二階俊博幹事長の更迭を表明する等、事態の進展を図ったが、総裁選挙の日程が決定後に、菅は不出馬を表明することとなった。その後に河野太郎、野田聖子が出馬表明をすることとなった。 岸田派が結束して岸田文雄を推す以外は、派閥内で支持が分かれる構図となった。 現職閣僚でもある小泉進次郎環境相は河野支持を表明。また立候補するかどうかで注目されていた石破茂も河野の支持に回り、これら3者の頭文字をとって小石河連合(こいしかわれんごう)と報道された。 当初、菅再選の支持を表明していた安倍晋三は、菅の不出馬表明を受けて告示前日に高市早苗を支持することをTwitterで正式に表明した。一方、菅は告示日に現職閣僚でもある河野を支持することを正式に表明した。
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