偶像崇拝と悪霊追い出し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 23:31 UTC 版)
「悪霊追い出し」の記事における「偶像崇拝と悪霊追い出し」の解説
聖書の十戒には神が偶像を拝んではならないと命じられたと書いてある。使徒パウロの第一コリント教会への手紙には「偶像にささげる物は、実は悪霊にささげるのであって、私は、あなたがそうすることによって、悪霊と交わってほしくないのである。」(10:20、現代訳聖書)とあり、奥山実、水草修治、滝元明、チャールズ・クラフトらは、仏壇、神棚など異教の偶像崇拝の背後に、偶像を拝ませる悪霊の働きがあるとし、悔い改めてそれらを破棄するように教えている。 また、インターナショナル・チャペル・ミニストリーズは、仏教や神道など異教の葬儀では悪霊が働くので、それらに出席する場合にはイエス・キリストの御名によって悪霊を追い出すようにすすめている。 使徒の働き17:22のギリシア語: δεισιδαιμονεστέρουςは、「宗教心のあつい」(新改訳聖書、現代訳聖書)と訳されているが、このギリシャ語は「異例なまでに神々を恐れる」という意味であって、この語は他の聖書個所では悪霊と訳されている。旧約時代に神に背いて偶像を拝む民が申命記32章17節、詩篇106篇37-38節で悪霊(לשדים)にささげものをしたと書かれているように、異教徒たちは悪霊を拝んでいるため、アフリカ、インド、中国、日本では悪霊につかれた例が多くあるとされる。 チャールズ・ホッジは第一コリント8:4と10:19-20の関係を明確にし、「偶像の神」は悪霊を指すと釈義している。
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