健康状態・体格とは? わかりやすく解説

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健康状態・体格

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 19:33 UTC 版)

カール・マルクス」の記事における「健康状態・体格」の解説

小柄肥満体形だった。娘婿ポール・ラファルグは舅マルクス体格について「背丈は普通以上で肩幅広く、胸はよく張り四肢バランス良い。もっとも脊柱ユダヤ人種によく見られるように、脚の割に長かった」と評している。要する短足座高が高いので座っていると大きく見えたようである。 マルクス病弱者ではなかったが、生活が不規則栄養不足なことが多かったので、ロンドンで暮らすようになった頃からしばしば病気になった肝臓病や脳病神経病など様々な病気苦しんだ。『資本論第1巻執筆していた頃にはお尻オデキ苦しみ、しばしば座っていることができず、立ちながら執筆したという。この股間痛み著作の中の激し憎しみ表現影響与えているとエンゲルス手紙でからかうと、マルクスも「滅びる日までブルジョワジーどもが私のお尻オデキのことを覚えていることを祈りたい。あのむかつく奴らめ!」と返信している。 また新陳代謝機能障害があり、食欲不振便秘・痔・胃腸カタルなどに苦しんだ。この食欲不振打ち払うために塩辛い物をよく口にした。オットー・リュウレ(ドイツ語版)は著書マルクス生涯事業』の中でここにマルクス極端な性格原因求め、「マルクス食事に関する正し知識持っておらず、ある時は少なく、ある時は不規則に、ある時は不愉快に食べその代わり食欲を塩っ辛い物で刺激した。」「悪しき飲食者は悪しき労作者であり、悪しき僚友でもある。彼は飲食について何も食わないか、胃袋満杯にするかの二極だった。同じく執筆について執筆を全く面倒くさがるか、執筆のために倒れるかの二極だった。同じく他者について、人間避けるか、誰もが利益せぬ全ての人と友になるかの二極だった。彼は常に極端に動く」と述べる。 酒好きであり、またヘビースモーカーだった。マルクスラファルグ語ったところによると「資本論は私がそれを書く時に吸った葉巻代にすらならなかった」という。家計節約のために安物質の悪い葉巻吸い体調壊して医者止められている。

※この「健康状態・体格」の解説は、「カール・マルクス」の解説の一部です。
「健康状態・体格」を含む「カール・マルクス」の記事については、「カール・マルクス」の概要を参照ください。

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