個人情報の不適切な取り扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 03:55 UTC 版)
「練馬区教育委員会」の記事における「個人情報の不適切な取り扱い」の解説
2020年6月17日、練馬区教育委員会は、区立小中学校長に対し、「SNS練馬区ルール」リーフレットへの記入・提出を児童・生徒に求めるよう通知した。本リーフレットには、SNSのパスワードの記入欄が設けられていた。練馬区教育委員会事務局の報告によると、同年7月22日時点で、区内小中学校の実に約20%がこのリーフレットを回収し、記入状況を確認した。合わせて、リーフレットの回収・記入状況の確認を行っていない学校に対しては、「作成状況の点検等の事後指導の充実を今後進めていく必要がある」として問題視している。 同年8月20日、練馬区教育委員会は、区立小中学校長に対し、「SNS練馬区ルール」リーフレットの個人パスワードを記載する箇所について、該当箇所を未記載で提出するよう促すなどの対応を取るよう通知した。練馬区いじめ等対応支援チーム連絡協議会の議事録によると、これは、「パスワードをここに書いては、パスワードの意味がないのではないかと。まして、これを学校が集めるというのは、提出して集めるというのはいかがなものかと」という指摘に配慮したものであった。 2021年11月19日、区立中学校1校において、「SNS練馬区ルール」リーフレットへの記入・提出を児童・生徒に求めた。同月30日、保護者からの連絡により、2020年8月の通知に関する説明を失念していたことが発覚した。同年12月3日、練馬区は、2020年6月時点の通知に準じた指導を「個人情報の不適切な取扱い」とみてプレスリリースを出した。この中で、「当該中学校は、各家庭にあてて謝罪の文書を送付しました」と報告する一方、「パスワードの漏洩は発生しておりません」と主張した。
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