価格高騰、一大ブームへ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/05 20:32 UTC 版)
「クワガタブーム」の記事における「価格高騰、一大ブームへ」の解説
愛好家の間では大型個体や珍しい種が高額で取引されるようになり、それを当て込んだ投機の対象にもなった。異業種からの参入も多く、豊島区(当時)のソフトウェア会社「ソフタス」は1993年から社員の自宅でオオクワガタ飼育に取り組み、翌年にはオオクワガタ販売で400万円の利益をあげた。また長野電鉄は権堂駅の地下空間を利用してオオクワガタ飼育に取り組んだ。 ファンの間では菌糸の種類や温度管理等の生育方法が盛んに研究され、育成個体の大きさをミリ単位で競い合った。1999年には80mmのオオクワガタが1000万円で売買されたと報道が流れ、日本国外でも報道された。 それまでは『月刊むし』でクワガタ関連の情報が掲載されていたが、2001年11月に『月刊むし』増刊として甲虫類を専門に扱う専門誌である『BE-KUWA』が創刊される。また、それに先立ち、1995年から1998年にかけて甲虫類への人気の高まりを反映してビーファイターシリーズとビーロボカブタックが放映される。 それに追い打ちをかける様に2003年にはセガ・インタラクティブ(2015年3月まではセガ)よりトレーディングカードアーケードゲーム甲虫王者ムシキングが発表、小学館の学年別学習雑誌やTVアニメーションなどのメディアミックスプロモーションによりさらにブームを後追いした。
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